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ゲイトは毎朝、メールのチェックをしている。 新着メール51通。迷惑メールばかりだったが、その中にたった1通、彼の目に留まるものがあった。 差出人はメタルシャーク・プレイヤー。件名は『例の4体のデータの報告書』。
ゲイトはメールを開き、プレイヤーの報告書を読んだ。 第7空挺部隊の隊長だ。
第9レンジャー部隊のイレギュラーハンターだ。舌が長い。 奴は最低だぜ。このオレ様のことを変態カナヅチ野郎と呼びやがる。キーーーッ、思い出しただけでムカつくわ!! いつか奴をあの長い舌でぐるぐるに縛って、『プレイヤー様』と呼ばせるまでたーっぷりいたぶってやるぜ!!
第0特殊部隊の副隊長だ。奴はオレ様のお気に入りでな、結構カワイイんだぜ。手足は細くて華奢だし、腰はくびれてるし、お尻は大きいし、これほどのべっぴんさんはめったにいないぜ。ヤンマークとは違って、大人のおにいさんって感じだな。 だけどさすがは副隊長だけあって、なかなか落せるもんじゃねえ。お尻をちょっと撫で撫でしただけで、すぐに針で突き刺してやがる。まあ、ああいう気の強いところがまたいいんだけどな。 ヒッヒッヒ、いつかお前のDNAデータを頂いて、人形を作ってたーっぷり可愛がってやるぜ。イーッヒッヒッヒッヒッヒッ!!
第0特殊部隊所属で、ホーネックの部下だ。こいつもなかなかカワイイぜ。無口で愛想ない奴だと思っていたら、意外と一途なところもあるんだぜ。任務の為だったら、自分の命は関係ないって感じだな。特に副隊長の命令には逆らったことないらしいぜ。健気なもんだ。 しかも奴の弱点がスクラップ系。潔癖症で綺麗好きなあいつを、オレ様の手でつい汚したくなっちゃうぜ。誰も入ったことのない聖域にオレ様が足を踏み入れてやる! イーッヒッヒッヒッヒッヒッ!!
このとき、ヤンマークの背中に寒気が走ったらしい。
このときの油断が後々、データを取られることになろうとは、想像もつかなかっただろう。可哀想な奴らである。 | ||||||||||||||||||||
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