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投稿小説

〜罠〜
制作者:02さん


クラブロス「気にくわへんわ…」
 ここはイレギュラーハンター第6艦隊の待機室。
 イレギュラーが発生するまでのいわゆる休憩室といった所だろう。戦いが終わり安心した物や、新たな戦いを戦いを求めている者などさまざまだが、バブリー・クラブロスは、少なくとものんびり休憩と行く気分ではなかった。
クラブロス「なんとかしてあいつをギャフン(死語)と言わせる方法はないんか…」
???「ありますよ」
クラブロス「ん?誰や?」
???「ここですよ」
 そういうと一人のレプリロイド。スカイ・シーバードは姿を表した。
 
シーバード「クラブロスさん、あなた、ホイールアリゲイツを消したいんでしょ?」
 そう、クラブロスが気にくわない相手とは同じ艦隊のホイールアリゲイツ。イレギュラーハンターの中でも乱暴者で有名なアリゲイツである。
クラブロス「そうや…ワイはあいつのおもりはうんざりやで」
シーバード「罠…なんてどうですか?」
クラブロス「罠?」
シーバード「そうです。私とあなたの力をあわせたら彼を事故に見せかけ殺す事も十分可能です」
クラブロス「力を借りるで!」
シーバード「今あいつはバイキング船でイレギュラーを処理してる所です…殺すのに都合がいいと思いません?」
クラブロス「イレギュラーに殺されたと見せかけるっちゅう事やな?」
シーバード「いきましょう」

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 所変わってここはアリゲイツのいるバイキング船……
アリゲイツ「ギャハハハ! 死ね死ね〜!! 」
 バイキング船の一階で大暴れしてるアリゲイツをクラブロスとシーバードは二階で見下ろしている。

シーバード「相変わらず大暴れですね…アリゲイツは」
クロブロス「まったく迷惑してるで!」
シーバード「この樽を使って奴の動きを封じましょう」
 巨大な樽…果たして成功するのか……?
クロブロス「この樽であいつを踏みつぶすって事やな?」
シーバード「この樽は私が落としますからあなたは一階に下りて身動きの取れなくなったあいつを始末すればいいのです」
クラブロス「頼むで! 」
 そういうとクラブロスは下へおりていった……
シーバード「ククク………」
 当然のことながらシーバードの怪しげな笑いに気づく者はいなかった…………
 クラブロスは下に降り、アリゲイツに聞こえる様にこういった!
クラブロス 「おい!アリゲイツはん!あんたを始末しにきたで! 」
 するとアリゲイツは当然…………
アリゲイツ「あぁ!?めんどくせえ!お前もお望み通り始末してやるぜ!」
クラブロス「たのむでシーバードはん!ってあれ!?」
 もうその時シーバードはいなかった……
アリゲイツ「殺してやるぜ!」
 そういってアリゲイツが武器を構えたその時!
オクトパルド「待て! 」
アリゲイツ&クラブロス『え!』
 そういうと二人は硬直した…

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オクトパルト「シーバードが通報しなかったらどうなってた事か…」
クラブロス「シーバードはん!罠にはめたんやな!」
シーバード「ククク…なんの事かな…?」
 そう。シーバードは二人を罠にかけたのだ。
 二人を戦わせて騒ぎをおこさせれば二人の艦隊での地位は落ちるだろうと思いクラブロスの味方のふりをして戦わせたのだ。
 そして当然通報し騒ぎを静めた自分は良く評価される…
オクトパルト「この調子だと二人の昇進は無理かもな……」
アリゲイツ&クラブロス『え〜〜〜〜〜〜〜!!!』
 すべてシーバードの思惑通りだった……………………
                             ☆終わり☆         



管理人コメント
こういう文体、好きですね。私好みのお話でした♪
オリキャラのシーバードさん、いい味出てますね。なかなか狡猾ですな。モチーフはトビウオでしょうか?
騙されたバブりんがカワイイっす(><)
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